犬の気胸 症状・原因・治療方法とは?
犬の気胸 症状
肺炎やケガなどのために胸の中に余分な空気がたまり、呼吸が困難になる病気です。
呼吸困難の症状として、呼吸が速く浅くなったりします。
この状態のときには、いつもより胸部が大きくなったように見えることがあります。
原因によっては、胸部に痛みを感じて、さわられたり動かされたりするだけでいやがるようになったり、よだけや喀血、吐血などが見られたりします。
興奮させたり、無理に運動させたりすると、呼吸困難がさらにひどくなったりします。
原因と予防・治療方法
胸腔に外傷などが原因で穴があき、空気が胸腔の中に進入してきて、肺が正常な呼吸によって広がるのを妨げたりします。
また、さまざまな病気が原因で、肺や気管の組織がもろくなり、破れたりしたときに、空気が胸腔の中に入り込み、同様の状態になります。
呼吸が速く浅くなる症状をみたり、打診、聴診などでこの病気を診断し、症状が軽い場合には、安静にさせて、薬の投与を行うだけで治癒することもあります。
重度で、呼吸に努力が必要な場合には、針などで胸腔の中にたまっている空気を除去します。
呼吸困難がひどければ、酸素吸入が必要なこともありますが、ほかの全身症状の治療も同時に行わなければいけません。
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